建築家として、独立、考えてはる、みなはん、突き刺さる、言葉は、将来の糧となること、間違いなしやで、SYSN。
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後藤さん、新刊読んだ。建築馬鹿ほど読むとよい、ワイも言う、社会に接続せよ、アーキテクチャーフォト、万歳やで。建築家は明るい、そろそろ、やらまいか、設計料、値上げや、笑おう、SYSNや#建築家のためのウェブ発信講義 https://t.co/VS4KvZ66Rf
— ペリカン建築家 (@pelican_rev) April 19, 2018
Contents
著書の中の一節をまず紹介します。
日頃、様々なメディアに触れていると。建築を含め、ものをつくる職業に関わる人たちの中に、『良いものをつくれば、発信に力を入れなくても伝わっていく』という考え方が存在することに気がつきます。
建築家のためのウェブ発信講義:後藤連平 一章より
この考え方を、完全に全否定するつもりはありません。ただ、そのような考え方に触れた時にいつも思うのは、その『よいもの』を、ウェブを使用し『適切な方法』で情報を発信すれば、より速いスピードで、より広範囲に伝わっていくのは間違いないということです。
私たち建築家は建築をつくることに対してはプロフェッショナルですが、それとは反対に自分の作ったものを適切な場で伝えていくことが、非常に苦手な人が多いように感じます。
逆説的に考えると、戦略的な視点でものごとを考えることができるようになれば、建築家は非常に創造的であり可能性に満ちているともいえると思います。
もしかしたら、建築家としてこうあるべきだというフォーマットがテンプレート化されてしまい、個々のカスタマイズされた道筋が見えにくくなってしまっているのかもしれません。
社会は常に変化して便利なサービスができてきています。私たち建築家も変わるべき時がきているのかもしれません。
他の建築設計事務所と自分が並べられてときに、クライアント側からそれぞれがどのように思われるでしょうか?まずは、そんなところから考えてみてもよいかもしれません。
architecturephoto.net編集長。1979年静岡県磐田市生まれ。 2002年京都工芸繊維大学卒業、2004年同大学大学院修了。組織系設計事務所勤務の後、2007年小規模設計事務所勤務の傍ら、architecturephoto.netを立ち上げる。現在architecturephoto.net主宰。建築系求人サイト「アーキテクチャーフォトジョブボード」、古書・雑貨のオンラインストア「アーキテクチャーフォトブックス」の運営までを手掛ける。
建築家のためのウェブ発信講義の著者である後藤連平さんは、建築家を志している人ならば、誰でも一度は見たことがある、アーキテクチャーフォトの編集者です。ここでアーキテクチャーフォトを知らない人のために補足説明をすると、アーキテクチャーフォトは10年以上も継続されていて、訪問者数10万~11万、ページビュー数38万~47万(2020.1~3※具体的な数値はアーキテクチャーフォトフォトのWEBより)、国内建築デザインの情報WEBとしては国内最大であると同時に信頼されているWEBと言えます。
またfacebookのフォロワー約3万、twitterのフォロワー約3万、instagramのフォロワー約1万とSNSでも非常に認知されています。また個人のtwitterのフォロワー約3万、noteフォロワー約4万であり個人の発信力においても非常に影響力があることがいえます。
後藤さんが有料noteで発信しているあるアーキテクチャーフォト後藤の思考推敲(¥480 / 月、初月無料)は、著書である『建築家のためのウェブ発信講義』のメルマガバージョンともいえ、こちらの著書が気に入った人は購読をおすすめします。
>>architecturephoto.net website
>>後藤連平さん個人のnote
建築家のためのウェブ発信講義を読んでいると『建築家がもったいない、何とかしなくては!!』そんな後藤さんの心の声が聞こえてくるようです。
これから建築家を目指す人、現在、設計事務所として運営していてヒントが欲しい人、建築メディアに携わりたい人たちへの手紙ともいえる一冊です。
本の概要としては著書である後藤さんがアーキテクチャーフォトというWEBメディアを運営している間に気づいたこと、WEB発信の技術と理論、WEBを具体的に使いこなしている建築家たちへのインタビューを通して分析をおこなっています。
実践者としてインタビューを受けている建築家たちも、建築家としても第一線で活躍しているのはもちろんですが、バラエティーに富んだタイプが違う建築家のラインナップとなっています(下記参照)。ただし紹介された人たちには同じ共通点があります。それは発信が得意な人たちであり、発信をすることによって道を切り開いてきた人たちです。普段は同じ建築家、設計事務所という括りだと思っていた人たちが、後藤さんの視点からみると、建築の作品性以外の特徴や魅力が浮き彫りにされていきます。
こちらの書籍の革新的な部分は、建築家向けの本としては、はじめて学問とビジネスの2つの側面があるという前提で記述されている点だと思います。建築家の職能から考えると、事務所の経営や、ビジネスについて語るのはアレルギーを感じる方が多く、手探り状態の人が多いのが現状だと思います。そういう意味では学問とビジネスの力を発信力という独自の指標でとらえているようにも感じました。
自分が届けたいことを発信して評価されることが一つの王道ともいえます。しかし、少し自分のやり方で上手く発信が伝わらないと感じている人は、こちらの書籍がヒントになると思います。情報の受け手に上手に手紙を届けるための発信のヒントが著書から読み取ることができます。
著書を通して理解できることは、建築家の発信方法が十人十色であることです。個人で置かれている状況を俯瞰、分析して、戦略を立て継続して実行していくことが発信をする上では大切なことがよくわかります。
そうすることによって、建築家としての道が開かれていくのではないでしょうか。
帯には、建築家の青木淳さんが『あなたらしく生きている建築家をデザインする方法、そのヒントを後藤連平さんが教えてくれる』と推薦しています。そのほかにもTwitterにもさまざまな口コミが寄せられています。口コミがtogetterにまとめられているので購入を迷っている方は、口コミに一度目を通してみてもよいかもしれません。
⇒建築家のためのウェブ発信講義ツイッター口コミはこちら